Marketing Cloud のメール配信(Email Studio)からの誘導は別ドキュメントで解説しています。あわせて Marketing Cloud メールとの連携 もご参照ください。
フロー
- 見込み顧客が CloudPage に到達する(Email Studio からのリンク経由、または広告 / 自然流入)
- CloudPage 上のフォーム送信またはリンククリックにより、Turnint AI の URL に query parameter 付きで遷移する
- Turnint AI のポータルが query parameter を読み取り、ユーザーコンテキストとして自動的に取り込む
- ゲートのフォームフィールドと一致するパラメータがあれば入力済み扱いとなり、
自動確認オプションが有効ならゲートをスキップして自動でセッションを開始する
仕組み
Turnint AI のポータルサイト(xxx.turnint.site)は、URL に含まれる query parameter を自動的にユーザーコンテキストとして取り込みます。追加の SDK 導入やコードは不要です。
例えば、以下の URL でエージェントページにアクセスした場合:
email と company がユーザーコンテキストに自動で設定されます。autoconfirm=true が指定されている場合、すべての必須フィールドが有効であればゲートの入力画面がスキップされます。
query parameter のキーは、ダッシュボードで設定したゲートのフォームフィールドのキーと一致させてください。例えば、ゲートに
email フィールドがあれば、query parameter も email にします。CloudPages 側の設定
CloudPages から Turnint AI に誘導する方法は大きく 3 パターンあります。要件に応じて使い分けてください。| 方式 | 推奨度 | フィールド事前入力 | 主なユースケース |
|---|---|---|---|
| A. Embed Script を CloudPage に直接埋め込み | ✅ | – | CloudPage 自体をエージェントランディングとして使う |
| B. SmartCapture フォーム送信後に Turnint へリダイレクト | ⚪︎ | ✅ | 既存の SmartCapture 運用を活かして Subscriber を Data Extension に格納しつつ Turnint も起動 |
| C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成 | ⚪︎ | ✅ | メール配信から CloudPage 経由で PII を平文露出させずに Turnint へ橋渡し |
A. Embed Script を CloudPage に直接埋め込み
CloudPage の HTML ブロックに、Turnint AI の embed script をそのまま貼り付ける方法です。CloudPage 自体がエージェントランディングとして機能します。- Web Studio → CloudPages で対象の Landing Page を開く
- レイアウトに HTML ブロックを追加し、以下を貼り付ける
data-turnint-type を省略するとインライン表示になります。フルスクリーンモーダルやポップオーバーで起動したい場合は、ボタン要素に属性を付与してください。
CloudPages は HTTPS 強制です。Turnint の embed script はもともと HTTPS 配信のため問題ありませんが、別の自前スクリプトを併用する場合は必ず HTTPS で配信してください(HTTP の
<script src> は Mixed Content としてブラウザにブロックされます)。B. SmartCapture フォーム送信後に Turnint へリダイレクト
SmartCapture(CloudPages の組み込みフォームコンテンツブロック)でメールアドレスや会社名を取得し、送信後に Turnint AI にリダイレクトするパターンです。Data Extension にも書き込みつつ、エージェントセッションも開始したい場合に有効です。- SmartCapture ブロックを CloudPage に配置し、
Email Address、Companyなどの入力フィールドを Data Extension の対象列にマッピングする - SmartCapture の Custom Submit Behavior で、送信後にリダイレクトする URL を指定する
- リダイレクト URL に Subscriber のメールアドレスを引き継ぐには、submit 後にいったん同一 CloudPage を経由させるか、もしくは「C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成」のパターンを併用する
SmartCapture 単体では、フォーム入力値を遷移先 URL の query parameter として直接転送する公式機能はありません。入力値を Turnint に引き渡したい場合は、Data Extension に書き込んだ後の AMPscript ページから
Lookup() で再取得して URL を組み立てるか、本ページの「C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成」のパターンと組み合わせてください。C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成
Email Studio から渡された?email=...&sk=... などのパラメータを CloudPage の AMPscript で受け取り、Turnint AI のエージェントページへ即座にリダイレクトするパターンです。CloudPagesURL() の暗号化 URL(?qs=...)と組み合わせると、メール本文の URL に PII を平文で露出させずに済みます。
RedirectTo() で Turnint へ転送されます。中継ページとして HTML ブロックは不要です。
RequestParameter() は CloudPagesURL() で暗号化された ?qs=... 形式の URL であっても、復号後のパラメータ名で値を取得できます。メール本文に PII を平文で乗せたくない場合は、Email Studio 側で CloudPagesURL(123, "email", emailaddr, "sk", _subscriberkey) の形でリンクを生成し、CloudPage 側でこのスニペットによって Turnint に橋渡ししてください。詳細は Marketing Cloud メールとの連携 を参照。Turnint AI 側の設定
ゲートの設定
ダッシュボードでエージェントのゲートを設定し、query parameter で渡すフィールドを含めてください。query parameter のキーとゲートのフォームフィールドのキーが一致している必要があります。例: 資料請求フォームからの導入
CloudPage の SmartCapture や AMPscript で取得した「メールアドレス」「会社名」を Turnint AI と紐づける場合、以下のようにゲートのフィールドを設定します。| CloudPage の項目 | query parameter | ゲートのフィールドキー | フィールドタイプ |
|---|---|---|---|
| メールアドレス | email | email | メールアドレス |
| 会社名 | company | company | 会社名 |
autoconfirm パラメータ
autoconfirm=true を query parameter に追加すると、すべての必須フィールドがバリデーションを通過した場合に、ゲートの入力画面を自動的にスキップしてエージェントとのセッションを開始します。
| パラメータ | 値 | 説明 |
|---|---|---|
autoconfirm | true | ゲートの自動スキップを有効にする |
autoconfirm を指定しない場合、query parameter で事前入力されたフォームが表示され、ユーザーが手動で確認ボタンを押す必要があります。
SmartCapture や AMPscript 経由で値を引き継ぐ場合、サーバー側で値が確定しているため
autoconfirm=true を付与してゲートをスキップするのが UX 的に推奨です。リダイレクト先
リダイレクト先には、Turnint AI のポータルサイトのエージェントページ URL を使用してください。ハマりやすい注意点
- HTTPS 強制と Mixed Content — CloudPages は HTTPS で配信されるため、HTTP の外部スクリプトは混在コンテンツとしてブロックされます。Turnint の embed script は HTTPS 配信なので問題ありません
- iframe 埋め込み時の
frame-ancestors—<iframe>で Turnint のポータルを埋め込む構成にする場合、Turnint 側でホスト元の CloudPages ドメイン(*.cloudpages.salesforce.comまたは独自ドメイン)を許可する必要があります。原則として<iframe>埋め込みではなく Embed Script の利用を推奨します - SmartCapture と Turnint フォームの重複 — SmartCapture と Turnint のゲートを同一導線で併用する場合、Subscriber 情報がそれぞれ独立に格納されるためリードの二重化に注意してください。SmartCapture は Data Extension 書き込みのみ、Turnint はエージェントセッションのみ、と役割を明確に分けることを推奨します
- PII を URL に平文で乗せたくない場合 — Email Studio 側で
CloudPagesURL()を使い、暗号化された?qs=...形式のリンクを生成します。CloudPage 上でRequestParameter()により復号して Turnint へ橋渡しすることで、メール本文の URL に平文の PII を残さずに済みます RequestParameter()のテスト — CloudPage を直接ブラウザで開いた場合は当然パラメータが空になるため、Email Studio のテスト送信からのフルフローで検証してください- AMPscript の
URLEncode()を二重に施さない —URLEncode(@val, true, true)を施した値を、さらにencodeURIComponent等で再エンコードしないでください
セキュリティ配慮
email を URL に含めることの設計上の整理
Turnint AI では、ユーザー識別のためにemail を URL の query parameter として渡すことを推奨しています。一見すると平文の連絡先情報を URL に載せることに抵抗を感じるかもしれませんが、この設計は次の前提に基づいています。
- Marketing Cloud からのメール配信、および CloudPages へのアクセスはいずれも TLS で行われます
- Turnint AI のバックエンドでは、
emailは人物 / コンタクトとの突合に用いるための受け渡しが必要です(識別に使われるキーはnameemailphonecompanyroleの 5 種に限定されています) - 平文の URL 露出を避けたい場合は、Email Studio 側で
CloudPagesURL()を使った暗号化 URL を経由する設計に切り替えられます
Referrer-Policy と外部リンクの取り扱い
Turnint AI のポータル URL にはemail などが含まれるため、ポータルページから外部サイトへ遷移する際、Referer ヘッダ経由でこれらの値が漏洩する懸念があります。エージェントセッション中はアウトバウンドリンクを設けない設計が前提のため通常は問題になりませんが、エージェントの応答に外部リンクを含める設計を採用する場合は、ポータルの HTML レスポンスに Referrer-Policy: strict-origin-when-cross-origin を最低ライン、より厳格な strict-origin または same-origin を望ましい設定として検討してください。
関連ドキュメント
- Marketing Cloud メールとの連携 — Email Studio からの導線
- Salesforce CRM 連携 — セッションデータの Sales / Service Cloud への自動同期
- トラッキングパラメータの自動保持 — UTM パラメータや広告クリック ID の自動引き継ぎ
- ウェブフック連携 — セッションデータの外部システムへのリアルタイム同期

