メインコンテンツへスキップ
Salesforce Marketing Cloud Engagement の CloudPages(Landing Page / Microsite)で接触した見込み顧客を、そのまま Turnint AI のエージェント体験へ誘導できます。Subscriber のメールアドレスや SubscriberKey を URL の query parameter として引き渡すことで、ゲートをスキップしたパーソナライズされたセッションを開始できます。
Marketing Cloud のメール配信(Email Studio)からの誘導は別ドキュメントで解説しています。あわせて Marketing Cloud メールとの連携 もご参照ください。

フロー

  1. 見込み顧客が CloudPage に到達する(Email Studio からのリンク経由、または広告 / 自然流入)
  2. CloudPage 上のフォーム送信またはリンククリックにより、Turnint AI の URL に query parameter 付きで遷移する
  3. Turnint AI のポータルが query parameter を読み取り、ユーザーコンテキストとして自動的に取り込む
  4. ゲートのフォームフィールドと一致するパラメータがあれば入力済み扱いとなり、自動確認 オプションが有効ならゲートをスキップして自動でセッションを開始する

仕組み

Turnint AI のポータルサイト(xxx.turnint.site)は、URL に含まれる query parameter を自動的にユーザーコンテキストとして取り込みます。追加の SDK 導入やコードは不要です。 例えば、以下の URL でエージェントページにアクセスした場合:
https://xxx.turnint.site/decks/xxx?email=user%40example.com&company=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEABC&autoconfirm=true
emailcompany がユーザーコンテキストに自動で設定されます。autoconfirm=true が指定されている場合、すべての必須フィールドが有効であればゲートの入力画面がスキップされます。
query parameter のキーは、ダッシュボードで設定したゲートのフォームフィールドのキーと一致させてください。例えば、ゲートに email フィールドがあれば、query parameter も email にします。

CloudPages 側の設定

CloudPages から Turnint AI に誘導する方法は大きく 3 パターンあります。要件に応じて使い分けてください。
方式推奨度フィールド事前入力主なユースケース
A. Embed Script を CloudPage に直接埋め込みCloudPage 自体をエージェントランディングとして使う
B. SmartCapture フォーム送信後に Turnint へリダイレクト⚪︎既存の SmartCapture 運用を活かして Subscriber を Data Extension に格納しつつ Turnint も起動
C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成⚪︎メール配信から CloudPage 経由で PII を平文露出させずに Turnint へ橋渡し

A. Embed Script を CloudPage に直接埋め込み

CloudPage の HTML ブロックに、Turnint AI の embed script をそのまま貼り付ける方法です。CloudPage 自体がエージェントランディングとして機能します。
  1. Web Studio → CloudPages で対象の Landing Page を開く
  2. レイアウトに HTML ブロックを追加し、以下を貼り付ける
<div
  data-turnint-id="pub_xxxxxxxxxxxxxxxx"
  data-turnint-locale="ja"
  style="height: 720px;"
></div>
<script
  src="https://cdn.turnint.ai/js/latest/turnint.ai.embed.js"
  async
  defer
></script>
data-turnint-type を省略するとインライン表示になります。フルスクリーンモーダルやポップオーバーで起動したい場合は、ボタン要素に属性を付与してください。
<button
  data-turnint-id="pub_xxxxxxxxxxxxxxxx"
  data-turnint-type="fullscreen"
  data-turnint-locale="ja"
>
  AI コンシェルジュに相談する
</button>
属性の詳細は Nuxt への組み込み > 3 つの組み込みパターン と共通です。
CloudPages は HTTPS 強制です。Turnint の embed script はもともと HTTPS 配信のため問題ありませんが、別の自前スクリプトを併用する場合は必ず HTTPS で配信してください(HTTP の <script src> は Mixed Content としてブラウザにブロックされます)。

B. SmartCapture フォーム送信後に Turnint へリダイレクト

SmartCapture(CloudPages の組み込みフォームコンテンツブロック)でメールアドレスや会社名を取得し、送信後に Turnint AI にリダイレクトするパターンです。Data Extension にも書き込みつつ、エージェントセッションも開始したい場合に有効です。
  1. SmartCapture ブロックを CloudPage に配置し、Email AddressCompany などの入力フィールドを Data Extension の対象列にマッピングする
  2. SmartCapture の Custom Submit Behavior で、送信後にリダイレクトする URL を指定する
  3. リダイレクト URL に Subscriber のメールアドレスを引き継ぐには、submit 後にいったん同一 CloudPage を経由させるか、もしくは「C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成」のパターンを併用する
SmartCapture 単体では、フォーム入力値を遷移先 URL の query parameter として直接転送する公式機能はありません。入力値を Turnint に引き渡したい場合は、Data Extension に書き込んだ後の AMPscript ページから Lookup() で再取得して URL を組み立てるか、本ページの「C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成」のパターンと組み合わせてください。

C. AMPscript で受信パラメータから動的リダイレクト URL を生成

Email Studio から渡された ?email=...&sk=... などのパラメータを CloudPage の AMPscript で受け取り、Turnint AI のエージェントページへ即座にリダイレクトするパターンです。CloudPagesURL() の暗号化 URL(?qs=...)と組み合わせると、メール本文の URL に PII を平文で露出させずに済みます。
%%[
  /* メール側のリンクから渡されたパラメータを受け取り、Turnint へリダイレクト */
  SET @email   = RequestParameter("email")
  SET @company = RequestParameter("company")
  SET @subkey  = RequestParameter("sk")

  SET @url = Concat(
    "https://xxx.turnint.site/decks/xxx",
    "?email=",   URLEncode(@email,   true, true),
    "&company=", URLEncode(@company, true, true),
    "&sk=",      URLEncode(@subkey,  true, true),
    "&autoconfirm=true"
  )
]%%
%%=RedirectTo(@url)=%%
CloudPage がレンダリングされた瞬間に RedirectTo() で Turnint へ転送されます。中継ページとして HTML ブロックは不要です。
RequestParameter() は CloudPagesURL() で暗号化された ?qs=... 形式の URL であっても、復号後のパラメータ名で値を取得できます。メール本文に PII を平文で乗せたくない場合は、Email Studio 側で CloudPagesURL(123, "email", emailaddr, "sk", _subscriberkey) の形でリンクを生成し、CloudPage 側でこのスニペットによって Turnint に橋渡ししてください。詳細は Marketing Cloud メールとの連携 を参照。

Turnint AI 側の設定

ゲートの設定

ダッシュボードでエージェントのゲートを設定し、query parameter で渡すフィールドを含めてください。query parameter のキーとゲートのフォームフィールドのキーが一致している必要があります。

例: 資料請求フォームからの導入

CloudPage の SmartCapture や AMPscript で取得した「メールアドレス」「会社名」を Turnint AI と紐づける場合、以下のようにゲートのフィールドを設定します。
CloudPage の項目query parameterゲートのフィールドキーフィールドタイプ
メールアドレスemailemailメールアドレス
会社名companycompany会社名
リダイレクト URL は以下のようになります。
https://xxx.turnint.site/decks/xxx?email=user%40example.com&company=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEABC&autoconfirm=true
# email = user@example.com, company = 株式会社ABC, autoconfirm = true
query parameter で渡された値がゲートのフィールドバリデーションを通過すると、そのフィールドは入力済みとして扱われます。

autoconfirm パラメータ

autoconfirm=true を query parameter に追加すると、すべての必須フィールドがバリデーションを通過した場合に、ゲートの入力画面を自動的にスキップしてエージェントとのセッションを開始します。
パラメータ説明
autoconfirmtrueゲートの自動スキップを有効にする
autoconfirm を指定しない場合、query parameter で事前入力されたフォームが表示され、ユーザーが手動で確認ボタンを押す必要があります。
SmartCapture や AMPscript 経由で値を引き継ぐ場合、サーバー側で値が確定しているため autoconfirm=true を付与してゲートをスキップするのが UX 的に推奨です。

リダイレクト先

リダイレクト先には、Turnint AI のポータルサイトのエージェントページ URL を使用してください。
https://xxx.turnint.site/decks/xxx
ポータルサイトの URL はダッシュボードのエージェント設定から確認できます。

ハマりやすい注意点

  • HTTPS 強制と Mixed Content — CloudPages は HTTPS で配信されるため、HTTP の外部スクリプトは混在コンテンツとしてブロックされます。Turnint の embed script は HTTPS 配信なので問題ありません
  • iframe 埋め込み時の frame-ancestors<iframe> で Turnint のポータルを埋め込む構成にする場合、Turnint 側でホスト元の CloudPages ドメイン(*.cloudpages.salesforce.com または独自ドメイン)を許可する必要があります。原則として <iframe> 埋め込みではなく Embed Script の利用を推奨します
  • SmartCapture と Turnint フォームの重複 — SmartCapture と Turnint のゲートを同一導線で併用する場合、Subscriber 情報がそれぞれ独立に格納されるためリードの二重化に注意してください。SmartCapture は Data Extension 書き込みのみ、Turnint はエージェントセッションのみ、と役割を明確に分けることを推奨します
  • PII を URL に平文で乗せたくない場合 — Email Studio 側で CloudPagesURL() を使い、暗号化された ?qs=... 形式のリンクを生成します。CloudPage 上で RequestParameter() により復号して Turnint へ橋渡しすることで、メール本文の URL に平文の PII を残さずに済みます
  • RequestParameter() のテスト — CloudPage を直接ブラウザで開いた場合は当然パラメータが空になるため、Email Studio のテスト送信からのフルフローで検証してください
  • AMPscript の URLEncode() を二重に施さないURLEncode(@val, true, true) を施した値を、さらに encodeURIComponent 等で再エンコードしないでください

セキュリティ配慮

email を URL に含めることの設計上の整理

Turnint AI では、ユーザー識別のために email を URL の query parameter として渡すことを推奨しています。一見すると平文の連絡先情報を URL に載せることに抵抗を感じるかもしれませんが、この設計は次の前提に基づいています。
  • Marketing Cloud からのメール配信、および CloudPages へのアクセスはいずれも TLS で行われます
  • Turnint AI のバックエンドでは、email は人物 / コンタクトとの突合に用いるための受け渡しが必要です(識別に使われるキーは name email phone company role の 5 種に限定されています)
  • 平文の URL 露出を避けたい場合は、Email Studio 側で CloudPagesURL() を使った暗号化 URL を経由する設計に切り替えられます

Referrer-Policy と外部リンクの取り扱い

Turnint AI のポータル URL には email などが含まれるため、ポータルページから外部サイトへ遷移する際、Referer ヘッダ経由でこれらの値が漏洩する懸念があります。エージェントセッション中はアウトバウンドリンクを設けない設計が前提のため通常は問題になりませんが、エージェントの応答に外部リンクを含める設計を採用する場合は、ポータルの HTML レスポンスに Referrer-Policy: strict-origin-when-cross-origin を最低ライン、より厳格な strict-origin または same-origin を望ましい設定として検討してください。

関連ドキュメント